会合での服装 はジャケットを着ておけば大丈夫です。
野路洋服店 店主:野路純平です。こんにちは~~。
[ 会合での服装 ]
昨日のブログ(→コチラ)でも軽く触れていますが、ビジネスでの色が強い会合に出席するときの装いとしては、ジャケットを着ることは絶対です。夏でも。
言い方を替えれば、ジャケットさえ着ておけば大丈夫。
ネクタイの有無は関係ありません。ココを勘違いしている人がたくさんいらっしゃいます。どう勘違いするかというと、ジャケットを着なくてネクタイだけして行くってパターンです。
これNG。
以前にシャツのブログでも書きましたが、シャツは下着という考え方ですのでジャケットなしでネクタイだけをするのは下着姿にアクセサリーをしているという考え方になります。それ失礼でしょ(笑)
ドレスコードは欧米のものです。お洋服が欧米から来たものですから。
うるせいっ!ここは日本だっ!!っていう話ではないのです。(笑)
悲しいことに、我らがアパレル業界でもそこを知らない方がいらっしゃいました。
レディースのメーカーさんで、展示会に行くと営業の人はみんなジャケットを着ずにネクタイなんです。デニムでもOK。
ジャケット着ないんですね?って聞いたら、会長が「展示会の時だけはジャケットまで着なくてもいいから、ネクタイだけはしとくように」って言うからって。
アパレル業界ですし、デニムOKなのはとてもいいですけれど、ジャケット着ないでネクタイだけペロ~~~ンですよ。みんな。
専門家であるべき人達が洋服のことを知らないという現実です。
[クールビズ&スーパークールビズ]
2005年からクールビズ、2011年からスーパークールビズというのが始まって、べつに法律じゃないのに法律かのように守られてます(笑)
ご存知のように、クールビズというのは夏場の電気を節約するためにジャケット、ネクタイをしない軽装でいこうじゃないかみたいな取り組みです。この年、ボクはユナイテッドアローズで勤務していて、ネクタイの売り上げが下がった記憶があります。
そんなカッコ悪い上に失礼になるんだから、みんなするわけないだろう!してもほんの一部だろうって思ってたのに、結構みんなしてた(苦笑) そして半袖のシャツが良く売れた。
そんな法律みたいなものがあるので、今は夏場の会合的なところへの服装はシャツ1枚でOKの雰囲気です。
ですが、これは日本などのように政府主導でうたわれているからOKみたいになっているだけで、本来はNGということは忘れないでいて欲しいです。これからの国際化のためにもね。
ビジュアル的にもジャケットを着ていた方がかっこいいじゃないですか。
半袖シャツにネクタイだけペロ~~ンってぶら下がっている人だらけの景色より、ジャケットを着てノーネクタイの人だらけの景色の方がかっこよくないですか???
クールビズやスーパークールビズというのは特殊なことなので、わざわざ政府主導でキャンペーンしているんです。
日本で英国人との商談にシャツイチで行き、そのせいで信頼が低くなり商談がご破算になりそうになったら「首相がイイって言ってるんだもん」で通ります。
知らんけど。
[ロンドンでの実体験]
とにかく、基本はジャケット着用です。
会合でも軽めの式典でも高級ホテルのレストランでもゴルフ場でも、ジャケットを着てれば大丈夫です。
ボクもこの業界に入る前の学生のときに、ジャケットも着ずにロンドンのリッツカールトン(HPはコチラ)でアフタヌーンティをしてみようと行ったら入れてくれませんでした。ホテルの人がジャケットを貸してくれてそれで入れました。サイズも全然あってないジャケット、コーディネートもなってないジャケット、さらに自分のではないものですけれど、ジャケットさえ着てればOKってことでした。貴重な体験です。
20代前半ですからまだいいものの、それを40代でしたらアウトですよね。カッコ悪い。
とくに経営者や管理職的立場の人はそうならないように。
最低でも春夏シーズン用として1着、秋冬シーズン用として1着は持っておきましょう。とにかく便利です。
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