革製品 の修理を承ったりもしてます。
職人さんのところにお願いするんですけれどね。
こんにちは~。野路洋服店の店主 野路純平です。
[ 革製品 の修理ビフォーアフター]
今月に入って続けて色んな修理を承りました。
そのなかの1点。
女性のもので、かなり気に入って履きこんでいるシューズです。トリーバーチという、数年前に流行ったブランドです。もちろん今もありますよ。
バレエシューズなのでヒールは低く、削れるとすぐにアッパーの革が削れてしまいます。そうなる前にヒールだけの修理に出すのが理想的なんですけれど、そうそう靴のカカトなんて見ませんもんね。
自然にしていて目に入る部分ではないので、意識してチェックする必要があります。
これはもちろん紳士モノも同じです。
気に入っている靴はおのずと履く頻度も高くなると思いますので、カカトが減っている可能性が高いです。
これを機に1度チェックしてみてください。
あ。スニーカーは諦めましょうね。
上の状態のものを職人さんへ持って行き、出来上がってきました。
それがこれです。
破れて白く見えるところは補色して直すのかと思ったら、革を引っ張って伸ばしてヒールの方へ入れ込んだそうです。
そんなことができるんですねぇ~~~。さすが職人さんです。
この革は柔らかいからできましたと言ってましたけれど、すごいわぁ~。
これなら1度穴が開いた靴なんて分からないです。
ついでにこんなグッチのバッグも承ったので、ビフォーアフターです。
ショルダーストラップ部分の革が割れてちぎれてます。
接着剤でくっつけてみたり、セロテープで補強したりしてまで気に入っているものですので何とか復活して欲しかったです。
これの出来上がりはこうなりました。
完全復活を遂げました!!!
かなり鋭角に斜めに断面を切って繋ぎ合わせたそうです。
やるなぁ~~~~(笑)
ボクも触りましたが、パイピング部分も含めて革部分がかなり劣化というか硬くなってました。保湿を全くしてないんでしょうね。
ちゃんとケアをしてあげていれば、こうならなかったかもしれません。
お気に入りの革製品はちゃんとケアしましょう。保湿だけで随分違いますから。
革用の保湿クリーム(栄養クリーム)があります。
もうね、このデリケートクリームってやつは1家に1つですよ。
お気に入りの革の靴やバッグ、財布、ソファー、名刺入れ、手帳カバー等々に使えますので。そんなに高価なものでもないですから、持っときましょう。
野路洋服店でも取り扱ってますよん(笑)
デリケートクリームはスエード、ヌバックなどの起毛系、爬虫類や特殊な革には使えませんので。
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