こんにちは~~。

お店「野路洋服店」を始めてMEN’Sのお店に立つようになったのは、12年振りくらい。

ボクの装いに話がいくこともあり、とっても久しぶりの感覚です。

お店に立つからと言って、特別これまでと着るものを変えてはいません。今のところは。これがまたスーツを取り扱うようになれば、スーツを着て立ちます。いやぁ~~、いいなぁ~~♪

今は取り扱っている洋服がドレスシャツ、ニットというきれいめカジュアルなので、これまでも毎日ボクが着ているものと変わりません。

[何てことないコーディネート]

この日もなんら変わらない感じでした。

ネイビーとホワイト

何てことないです。

白無地のボタンダウンのドレスシャツにネイビーの丸首のウールのニット、うっすらチェックのネイビーのパンツ、黒のスリッポン。

取り立てて高度なテクニックを使ったりしてません。誰でもできるコーディネイトです。おそらく、靴以外なら似た感じのものがお家のクローゼットで組み合わせられるのではないでしょうか。

そんなスタイルですけれど、一人の女性のお客様からは好評でした。「ステキ」と。

何となく、ウチの旦那もこんな格好すればいいのに。。。みたいな感じでした。勝手に妄想スンマセン(笑)

そりゃーウレシイですよ♪

で、そこでウレシイで終わらずに考えました。なんで何てことないのに「ステキ」なの??って。

そーいや前にも、顔見知りのおっちゃんに会うなり「まーた派手な。。。。。」と言いながら全身を見て言葉が詰まっていたことがありました。たぶん、会った瞬間には派手な空気を感じたけれど、よく見てみたら全然フツーの格好じゃんってなったんだと思います。

その時もネイビー系のコーディネートでした。ドレスシャツ、カーディガン、無地のパンツに白のスニーカー。確かそんな感じでした。

フツーでしょ(笑)

これらのアイテム、白シャツ、無地のニットやカーディガン、無地のパンツって安価な量販店でも必ず取り扱ってます。

でもそこで揃えたものであったならば、「ステキ」とか「派手な」とかという言葉は出てこなかったんじゃないかと。だってそういう人はたくさんいますもん。安価な量販店ってことはかなりの数が売れているはずです。

[安価な量販店にはできないこと]

では、違いはなんなのか。

それは生地や糸の質感です。縫製までは瞬時に雰囲気にまで出てこないと思うんですよね。あとはボタンなどの副資材。

それらからステキな空気がにじみ出ているのだと思います。

上質な生地や糸でできたお洋服をさりげなく着る。これをこれみよがしに着ると、これはこれでまた台無しです。”これ”が4回もでてきた(笑)

上質な生地や糸でできたお洋服をさりげなくシンプルに着る。これがまず大事なところだと思います。

いろいろハズシたり、遊び心を入れたりするのはその後でいいです。

大人の装いには、上品さ、清潔感というものは必須です。これはカジュアルでもです。

パーカーや破れたジーンズでもです。

なんで垢抜けないのか??? こねくり回して余計な事してませんか???

上質なものをシンプルにさりげなく着ましょう。

それが似合う年齢でもありますから。